Kuroco Skills for Claude Code の使い方
Kuroco Skills は、Claude Code 向けのスキルパッケージです。 Kuroco の API 連携、コンテンツ管理、フロントエンド統合、バッチ処理などに関するベストプラクティスを Claude Code に学習させ、Kuroco 開発の生産性を向上させます。
Kuroco AI アーキテクチャ
Kuroco は AI 連携のために以下のインターフェースを提供しています。
| コンポーネント | 種類 | 説明 |
|---|---|---|
| 管理画面 | Web UI | 管理者向けの Kuroco 管理画面 |
| Admin API | REST API | API 経由の管理操作(/direct/rcms_api/admin_api/) |
| Admin CLI | CLI ツール | Admin API のラッパー CLI(kuroco-admin) |
| Admin MCP | MCP サーバ | Admin API の MCP サーバ(/direct/rcms_api/admin_mcp/)、Bearer トークン認証 |
| Client API | REST API | フロントエンドアプリ向けの公開 API(/rcms-api/{id}/) |
| Client API | MCP サーバ | Client API の MCP サーバ (/rcms-api/{id}/mcp) |
| Client CLI | CLI ツール | Client API のラッパー CLI(kuroco-client) |
管理操作の AI 連携には 2 つの経路があります。
- Kuroco Skills の
kuroco-admin-apiスキルは内部で Admin CLI を呼び出します。管理画面と同じログインセッションを使うため、ローカル開発に適しています。 - Admin MCP サーバは MCP 対応クライアント(Claude Code、Claude Desktop など)に直接登録でき、Bearer トークンで認証します。無人エージェント、OAuth ベースの認可、スコープ/読み取り専用のアクセス制御に適しています。
Client CLI は、独立して使用可能なスタンドアロンのコマンドラインツールです。
Kuroco Skills とは
Kuroco Skills をインストールすると、Claude Code が Kuroco に関する質問に対して、正確で具体的なコード例やベストプラクティスを提示できるようになります。 以下の 5 つのスキルが含まれています。
| スキル | 説明 |
|---|---|
| kuroco-docs | Kuroco 公式ドキュメントの検索・参照 |
| kuroco-api-content | API 設計・認証(Cookie/Token/StaticToken)、CORS、コンテンツ CRUD、フィルタークエリ |
| kuroco-frontend-integration | Nuxt.js / Next.js 統合、SSG/SSR、認証実装、AI 自動デプロイ |
| kuroco-server-processing | Smarty プラグイン・構文リファレンス(206 プラグイン)、バッチ処理、Webhook、トリガー |
| kuroco-admin-api | 管理 API(admin_api)の CLI 経由操作(kuroco-admin CLI) |
各スキルの詳細は「Kuroco Skills リファレンス」を参照してください。
事前準備: Claude Code のインストール
Kuroco Skills を使用するには Claude Code が必要です。
Claude Code はデスクトップ版(CLI)でのみ動作確認を行っています。Web 版(claude.ai)での動作は未検証です。
macOS の場合
ネイティブインストーラー(推奨)または Homebrew でインストールします。
# ネイティブインストーラー(推奨、自動更新あり)
curl -fsSL https://claude.ai/install.sh | bash
# または Homebrew
brew install --cask claude-code
インストール後、ターミナルで claude を実行すると Claude Code が起動します。
Windows の場合
ネイティブインストーラー(推奨)、WinGet、または WSL でインストールします。
# PowerShell(推奨、自動更新あり)
irm https://claude.ai/install.ps1 | iex
# または WinGet
winget install Anthropic.ClaudeCode
インストール後、ターミナル(PowerShell またはコマンドプロンプト)で claude を実行すると Claude Code が起動します。
Windows ではネイティブ(Git Bash が必要)と WSL の両方に対応しています。WSL 2 の使用が推奨されています。詳細は Claude Code 公式ドキュメントを参照してください。
その他のインストール方法については Claude Code セットアップガイドを参照してください。
インストール方法
方法 1: skills.sh からインストール(推奨)
skills.sh は AI エージェント向けスキルのオープンマーケットプレイスです。
npx skills add diverta/kuroco-skills
skills.sh でインストールすると、Kuroco Skills と一緒に find-skills メタスキルも自動的にインストールされます。
find-skills があることで、Claude Code が適切なスキルを選択して呼び出せるようになり、Kurocoに関する質問に対して、kuroco-skills を適切に使用します。
方法 2: Claude Code コマンドで追加
Claude Code 内で以下のコマンドを実行します。
/plugin marketplace add diverta/kuroco-skills
方法 3: 手動でクローン(グローバル)
すべてのプロジェクトで Kuroco Skills を利用する場合は、グローバルにインストールします。
mkdir -p ~/.claude/skills
git clone https://github.com/diverta/kuroco-skills.git ~/.claude/skills/kuroco-skills
方法 4: プロジェクトローカルに追加
特定のプロジェクトでのみ利用する場合は、プロジェクトディレクトリに追加します。
mkdir -p .claude/skills
git clone https://github.com/diverta/kuroco-skills.git .claude/skills/kuroco-skills
同梱ドキュメント
Kuroco Skills には、Kuroco 公式ドキュメントがプラグインに同梱されています。 インストール後すぐに Claude Code がドキュメントを横断検索して、正確な回答を提供できます。
ドキュメントを最新の状態に保つには、プラグイン自体を更新してください(更新方法を参照)。
基本的な使い方
Kuroco Skills をインストールすると、Claude Code で Kuroco に関する質問をした際に、関連するスキルが自動的に呼び出されます。 特別なコマンドや操作は必要ありません。
Kurocoに関する質問をする
以下のように Claude Code に質問すると、関連するスキルが自動的に使用されます。
| 質問例 | 使用されるスキル |
|---|---|
| 「Kuroco の API でログインを実装したい」 | api-content |
| 「Nuxt3 で Kuroco のコンテンツを表示したい」 | frontend-integration |
| 「バッチ処理で Slack 通知を送りたい」 | server-processing |
| 「Smarty のプラグインの使い方を知りたい」 | server-processing |
| 「サイトを自動デプロイしたい」 | frontend-integration |
| 「管理画面からコンテンツを作成したい」 | admin-api |
| 「Kuroco のドキュメントでエンドポイント設定を調べたい」 | kuroco-docs |
Claude に Kuroco の管理 API を操作させる
kuroco-admin-api スキルを使うと、Claude Code から kuroco-admin CLI 経由で Kuroco の管理 API(admin_api)を操作できます。
kuroco-admin login で保存されたセッション Cookie を利用するため、別途 API キーを設定する必要はありません。
admin_api へのリクエストは /direct/rcms_api/admin_api/ エンドポイントを通じて実行されます。
/direct/ 配下へのリクエストは Kuroco の 課金対象となります。
AI エージェントが自律的に操作を繰り返す場合、意図せず多数のリクエストが発生する可能性があるため、ご注意ください。
セットアップ手順
ステップ 1: Bun ランタイムをインストールする
CLI のビルドに必要な Bun をインストールします。
curl -fsSL https://bun.sh/install | bash
ステップ 2: kuroco-admin CLI をビルド・インストールする
cd /path/to/admin_cli
bun build --compile kuroco-admin.ts --outfile kuroco-admin
cp kuroco-admin /usr/local/bin/
admin_api ゲートウェイのメタエンドポイントは MODE=... から action=... に変更されています。それ以前にビルドしたバイナリは旧エンドポイントを呼ぶため動作しません。すでに kuroco-admin をビルド済みの場合は、最新ソースを取得して再ビルドしてください。
cd /path/to/admin_cli
git pull
bun build --compile kuroco-admin.ts --outfile kuroco-admin
cp kuroco-admin /usr/local/bin/
ステップ 3: Kuroco 管理画面にログインする
kuroco-admin login --url https://example.g.kuroco-mng.app
メールアドレスとパスワードの入力を求められます。セッション Cookie は ~/.kuroco-admin/cookies.txt(mode 0o600)に保存されます。
CI/CD や無人エージェントでは、login の代わりに以下の環境変数を設定します。環境変数は保存済みの認証情報より優先されます。
export KUROCO_ADMIN_URL="https://example.g.kuroco-mng.app"
export KUROCO_ADMIN_COOKIE="__Host-rcms_api_access_token=xxxxxxxx"
使い方
Claude Code に自然言語で指示するだけで、管理 API の操作を自動化できます。
「ブログの記事を3件作成して」
「コンテンツ定義の一覧を確認したい」
「会員情報を API で取得してリストアップして」
「管理 API でカテゴリを追加して」
仕組み
Claude は内部で以下の kuroco-admin CLI コマンドを使い分けて操作を実行します。
| コマンド | 役割 |
|---|---|
kuroco-admin whoami | セッション情報の確認(member_id、名前、権限) |
kuroco-admin discover | 利用可能なモジュール・コントローラの探索 |
kuroco-admin advise | AI 支援:やりたいことを伝えると API 手順を回答 |
kuroco-admin help | コントローラのリクエスト・レスポンススキーマ取得 |
kuroco-admin exec | API 実行(GET/POST)、--columns でレスポンス絞り込み可能 |
変更操作(作成・更新・削除)を実行する前に、Claude は必ずユーザーに確認を求めます。 意図しない操作が実行されることはありませんが、指示は具体的に記述することを推奨します。
MCP 対応クライアントから Admin MCP に接続する
Model Context Protocol にネイティブ対応するクライアント(Claude Code、Claude Desktop、Codex CLI など)向けに、Kuroco は Admin API を Admin MCP サーバとして直接公開しています。CLI のビルドは不要です。
エンドポイントは /direct/rcms_api/admin_mcp/ にマウントされ、HTTP POST + JSON-RPC 2.0 を受け付けます。ホストに応じて 2 種類の認証方式に対応します。
| ホスト | 認証方式 |
|---|---|
管理画面 URL(ROOT_MNG_URL) | 管理セッション Cookie(管理画面ログインと同じ) |
API URL(ROOT_API_URL) | Authorization ヘッダの Bearer トークン |
Bearer トークンは 2 種類を受け付けます。
- OAuth IdP アクセストークン:
/direct/login/oauth_idp/{idpid}/tokenからtarget_domain=AdminMCPで発行。RFC 8707 / RFC 9728 に準拠した audience 拘束あり。エンドユーザー認可フロー向けの推奨方式です。 - 特権 static トークン(
api_id=-1): 有効な管理セッションからAdminMCPServer::generateToken()で発行する Bearer。OAuth ハンドシェイクを張れないツール(プログラム的にトークンを取得して使うスクリプト、対話ログインを伴わない CI など)向けの経路です。
認証失敗時の 401 レスポンスには RFC 6750 準拠の WWW-Authenticate チャレンジが含まれ、resource_metadata で次の公開エンドポイントを案内します。
/.well-known/oauth-protected-resource/direct/rcms_api/admin_mcp/
MCP クライアントは事前認証なしで Authorization Server を発見できます。
モジュールスコープ付き MCP サーバ
URL のパスセグメントで、1 つの MCP 接続に複数の管理モジュールをバンドルできます(GitHub MCP の /x/<csv>/readonly パターンに準拠)。
POST /direct/rcms_api/admin_mcp/ # 全ツール(管理/discovery のみ)
POST /direct/rcms_api/admin_mcp/x/topics_group_1,topics_group_5,member,services
POST /direct/rcms_api/admin_mcp/x/topics_group_1,topics_group_5/readonly
認識される CSV エントリ:
| エントリ | 意味 |
|---|---|
topics_group_<N> | topics_group_id = N にスコープした topics レコード操作。各ツールの topics_group_id 引数は enum として制約され、許可外グループへの呼び出しは拒否されます。 |
topics | グループ制約なしの同等表現。discovery 専用で、ツール呼び出しは拒否されます。 |
topics_group | グループ定義の管理(t_topics_group の CRUD)。 |
services | サービスモデル(Email、Slack など)。 |
<mt> | その他任意の管理モジュール(member、ec、batch など)。 |
パスに /readonly を付与すると、書き込み系ツール(INSERT / UPDATE / DELETE)はリストから除外されます。
ツール名の規則
ツール名はコントローラ名をそのまま使うのではなく、{mt}-{verb} の畳まれた形式で生成されます。動詞はコントローラ名の語尾と MODE から導出されます(例: INSERT → create)。
| 種別 | パターン | 例 |
|---|---|---|
List コントローラ({mt}_list_api、MODE なし) | {mt}-list | topics-list |
| List コントローラ + MODE | {mt}-{mode} | topics-accept |
| List コントローラの一括処理 MODE(DELETE 等) | {mt}-bulk_{mode} | topics-bulk_delete |
用途特化型の list({mt}_{spec}_list_api) | {mt}-{spec}_list | topics-waiting_for_approval_list |
| Edit コントローラ INSERT | {mt}-create | topics-create |
| Edit コントローラ UPDATE | {mt}-update | topics-update |
| Edit コントローラ DELETE | {mt}-delete | topics-delete |
| Edit コントローラ VALIDATE | {mt}-validate | topics-validate |
サブエンティティのコントローラ(topics_group_edit_api など) | {mt}-{sub}-{verb} | topics-group-create |
| Fetch ヘルパー | {mt}-fetch | topics-fetch |
| topics 専用の describe ツール(ハードコード) | — | topics-describe |
| サービスメソッド | {mt}-{method} | Email-send |
実際のツール一覧は、スコープ URL に対して JSON-RPC の tools/list を発行して確認してください。モジュールが公開するコントローラに応じて名前は変化します。
Claude Code への登録例
# OAuth IdP 認可(エンドユーザー向けの推奨)
claude mcp add --transport http kuroco-admin \
https://example.g.kuroco.app/direct/rcms_api/admin_mcp/x/topics_group_1,member/readonly
# Static Bearer トークン(CI/無人エージェント向け)
claude mcp add --transport http kuroco-admin \
https://example.g.kuroco.app/direct/rcms_api/admin_mcp/x/topics_group_1,member \
--header "Authorization: Bearer <privileged-static-token>"
他クライアント別の設定方法や、ヘッダ受け渡しの詳細は MCP クライアント設定 を参照してください。
/direct/rcms_api/admin_mcp/ 配下のリクエストも /direct/ 経由として Kuroco の課金対象となります(Admin CLI と同様)。読み取り中心のエージェントには /readonly、CSV のモジュール指定は本当に必要な範囲に絞ることを推奨します。
更新方法
Kuroco Skills を最新の状態に保つには、以下のいずれかの方法でアップデートします。
/plugin marketplace update kuroco-skills
または手動で更新します。
cd ~/.claude/skills/kuroco-skills
git pull origin main
リポジトリ構成
kuroco-skills/
├── .claude-plugin/
│ └── plugin.json # プラグインメタデータ
├── skills/
│ ├── kuroco-docs/ # ドキュメント検索 + 公式ドキュメント(同梱)
│ ├── api-content/ # API パターン + コンテンツ CRUD
│ ├── frontend-integration/ # Nuxt/Next.js 統合 + AI 自動デプロイ
│ ├── server-processing/ # Smarty プラグインリファレンス + バッチ & Webhook
│ └── admin-api/ # 管理 API CLI 操作
└── README.md
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