KurocoFilesディレクトリとドメインの使い分けについて
KurocoFilesでファイルを管理する際、適切なディレクトリとドメインを選択することで、セキュリティ、パフォーマンス、機能面で最適な運用が可能になります。本ドキュメントでは、3つのディレクトリタイプと3つのドメインタイプの特徴と使い分けについて詳しく解説します。
KurocoFilesディレクトリの種類と使い分け
KurocoFilesには以下の3つのディレクトリタイプがあります。
KurocoFiles
用途: インターネットユーザーに全公開する静的コンテンツ
特徴:
- 認証不要で誰でもアクセス可能な公開ファイル
- 最も高速なアクセスが可能
KurocoFiles(閲覧制限付き)
用途: 認証が必要な静的コンテンツ
特徴:
- 認証されたユーザーのみアクセス可能
- グループ権限による細かいアクセス制御が可能
- セキュアなファイル配信
KurocoFiles(メタデータ付き)
用途: クレジットや説明情報が必要なファイル
特徴:
- ファイルにクレジット情報と説明文を付与可能
- APIレスポンスにメタデータが含まれる
- ファイルマネージャーでファイル情報を管理
ドメインの種類と使い分け
KurocoFilesのファイルは、以下の3つのドメインでアクセス可能です。
APIドメイン
ドメイン: kuroco.app
特徴:
- APIでCookie認証をしている場合、そのクレデンシャルがそのまま利用可能
- 画像最適化機能が動作しない
- APIリクエストとしてカウントされる
Filesドメイン
ドメイン: kuroco-img.app
特徴:
- APIのレスポンスに含まれるURLはこのドメインになる
- 認証が必要なファイルはAPIレスポンスに含まれるURLに
t=...
のトークンが付与される - 画像最適化機能が動作する
- 最も一般的なファイルアクセス方法
管理画面ドメイン
ドメイン: kuroco-mng.app
特徴:
- 管理画面の認証がそのまま利用可能
- 画像最適化機能・キャッシュ機能が動作しない
- サイト管理者のファイル確認用途に最適
ユースケース
ケース1: 管理画面プラグイン用ファイル
管理画面ドメイン + KurocoFiles(閲覧制限付き)理由:
- 公開したくないファイル → 閲覧制限付きディレクトリ
- 管理画面での利用 → 管理画面ドメインで認証を活用
- レスポンス速度よりもセキュリティを重視備考: 公開しても問題ない場合は、Filesドメイン + KurocoFiles(通常)の方がレスポンスが早い
ケース2: フロントエンド用の一般公開画像
Filesドメイン + KurocoFiles(通常)理由:
- 一般公開コンテンツ → 通常ディレクトリ
- 画像最適化機能を活用 → Filesドメイン
- 高速なアクセスが可能ケース3: 会員限定の静的コンテンツ
APIドメイン + KurocoFiles(閲覧制限付き)理由:
- 認証が必要 → 閲覧制限付きディレクトリ
- Cookie認証を活用 → APIドメイン
- フロントエンドでの認証状態と連携備考: 認証が必要なファイルでもAPIレスポンスからURLを取得する場合は、URLにトークンが含まれるためFilesドメインをそのまま使用可能
ケース4: 著作権保護が必要な画像
Filesドメイン + KurocoFiles(メタデータ付き)理由:
- クレジット情報が必要 → メタデータ付きディレクトリ
- 画像最適化を活用 → Filesドメイン
- APIレスポンスでメタデータを取得可能
適切なディレクトリとドメインの組み合わせを選択することで、セキュリティ、パフォーマンス、機能面で最適なファイル管理が実現できます。用途に応じて最適な構成を選択してください。
関連ドキュメント
サポート
お探しのページは見つかりましたか?解決しない場合は、問い合わせフォームからお問い合わせいただくか、Slackコミュニティにご参加ください。